<私とドラゴンボール>
(2019年夏、香港にて)
鳥山明先生の作品の中でも、ドラゴンボールは幼い頃から慣れ親しんだ漫画でありアニメ。
今でもオープニングの映像を脳裏で自動再生できるし、口遊むことが出来る。
長い間自転車に乗っていなくても乗れてしまうのと同じように身体が覚えている。
それくらいに根深く私の心に影響を与えた作品!
テレビの前であんなにワクワクさせられたことはあっただろうか。
当時クラスの女の子はみんなセーラームーンに夢中だったけど
私は「どうやったら瞬間移動ができるのだろう、空を飛べるのだろう」と割と真剣に悩んでた女の子だった。
みんながサンリオグッズとか可愛いものを集めるのに、お小遣いを貯めて私はドラゴンボールZのサントラCDを買っていた。笑
「あの戦闘シーンの曲だ😆(カッケェ)!」と一人興奮していた少し風変わりな女の子。
図々しくも自分でキャラを作ったりもしていた。今でいうアバター?流石に名前は忘れてしまったけど、アラジンのジャスミンのような風貌で、なかなかおしゃれで戦闘能力も高い子!
あ、秘密主義なのでひとり部屋の中で”むっつり”妄想して楽しむタイプでした。笑
そうそう、この”むっつり”というのも鳥山先生が広めたと言っても過言ではない気がします。
むっつりスケベってやつです!今の若者には理解できないかもしれないすけべなギャグ。
えっちな表現をちゃんと娯楽として楽しめていた。ドリフでもなんでもあの時代はそうだった。今は何でもかんでもケチをつけて規制ばかりでつまらない時代になったなぁ、と。。
(それはさておき、)
以下少し暗いお話です...
幼い頃、現実の世界があまり楽しいものではなかった時期があった。
だから想像の世界に浸ることが多かった、非現実こそがお友達だった。
私は帰国子女だったので幼い頃に引っ越し(転入)を何回か繰り返していた。
当時帰国子女はまだ珍しく、なかなか学校に馴染めなかった。
先生から嫌味を言われたりもした。お勉強も遅れていて馬鹿にされた。
先生がそんなだったからクラスの子も私を避けたり、馬鹿にしたり、仲間はずれにされたり、無視されたりがあった。
幸いあの頃はこの程度で済んだので今のいじめに比べればマシなのだけど、、やはり心傷ついた。そんな時ドラゴンボールが私を救ってくれた。
昔ドッジボールで集中攻撃を受けたことがあった。
みんな笑いながら私に目掛けてボールを投げるの。
バチンと球が当たった痛さ、今でも思い出すと身をかばいたくなる。痛かったよね。。
涙をのんで耐えた。とにかく強くなりたかった、負けたくなかった。数えきれないほどたくさん突き指をした。
拾えないから逃げ回ることにしたら、いつの間にか避けるのが上手になって先生が笛吹いて強制終了させるくらい最後まで残る子になっていた。笑
みんなより勉強は遅れていたけど当時の自分は身体能力がよく、リレーのアンカーになったり、男の子が怖がる高さの跳び箱飛んだり、縄跳びで一番最後まで跳んでメダルもらったり、鉄棒もブランコも得意だった!
そしたら、少しずつ距離置いてた子たちが近寄ってきてくれた。
まだみんなピュアだったからね。
ピュアさって大事ね!
こうやって、泣き寝入りはせず、ドラゴンボールのキャラ達を心の友に幼少時を生き抜くことができた。なんだか自分の戦闘レベルが上がって強くなれた気がした、本当に感謝しかない。
<ドラゴンボールZ世代と令和のZ世代>
私はど真ん中のドラゴンボールZ世代!
今のZ世代の先駆者と言えるだろう。笑
今のZ世代(10代ー20代の若者)は、、
とてもデリケート。
便利な世の中になった分、私たちドラゴンボールZ世代が過ごしてきた社会より生きづらさは増している。生き抜く難易度はぐーんと上がっているのにエネルギー(生命力)が弱い。。。
ドラゴンボールZ世代は何か「強くなりたい」と思っていた人たちが多いと思う。挫けそうでも挫けない人たち。すっかりそんな心をとっくに忘れてしまった人も潜在的にハートが強い。目覚めたら間違いなく強いのだ!
なぜ?
心にスライムメンタルを持っているから。
凹んでもちゃんと元の状態に戻る、なんなら跳ね返す弾力性をも持つ、形状を変えて生き抜く力もある。頑張りすぎちゃうのがたまに傷。
そう簡単にヘタレない。
氷河期を生き抜くには仕方がなかった。
何十回洗濯機にかけてもヘタレないTシャツになるしかなかった。
だから今、昭和の堅物のような上の世代と腫れ物に触るような繊細なZ世代の間でなんとかバランス取って保ってるのが私らドラゴンボールZ世代といえる。
豆腐メンタルだと崩れる、ガラスでも割れたら終わり。
凹むことは多いけど、必ず形状が戻るスライムこそ最強ではないですか?!誇りましょう!!笑
スライムといえば、
もちろんドラクエのこのキャラ!!
不気味なスライムの印象を
このカタチに仕上げて人々に愛着をわかせた天才。
Dr.スランプアラレちゃんのマキグソなんかもそうですね💩笑
とても生きづらい世の中だけど、
今のZ世代の子はドラゴンボールZ世代の先輩方から何かヒントを得られるかもしれない。
鳥山明先生のDNAが濃く刻まれているからきっと面白い。オタク文化だって、この世代から生まれた!一見弱そうに見えて実は戦闘力高くて頼もしいよ😇
そのためには
まずはピュアな心を取り戻す。鎧は脱いでみる。
余計なお世話かもだけど試してみて♡
心に悟空持ってる私(ドラゴンボールZ世代)のブログ覗いてみるもいいかもしれない。
いつでも歓迎ですよ!笑
(ちょうど昨年の写真。
いい大人になってもかめはめ波を打つ私。笑)
鳥山明先生の影響力は日本国内だけではない。
今までアメコミのイメージを「漫画MANGA」文化に変えた偉人と言える。
鳥山明先生死去を惜しんでアルゼンチンのファン達が集まって元気玉を送ったり、フランスのマクロン大統領や海外サッカー界までが公式のXで追悼メッセージを送った。
(界王様とバブルス様に会ったかなぁ。)
これほどに世界中の人々に影響を与え、愛された一人の漫画家が日本で生まれた!
心に悟空を持ち続け今後の人生駆け抜きたいと思いました。(+皿田きのこも笑)
最後までお読みいただきありがとうございました!